ルノルマンとタロットはどこが違うのか
ルノルマンカードを初めて見たとき、私はタロットの小アルカナの一派だと思っていました。
36 枚の小さなカードに犬、騎士、家が描かれていて、まるで単語カードのようです。
実際に使ってみて分かったのは、両者は同じものの二つの版ではなく、二つの思考の型だということでした。
名前の由来は少し意外
「ルノルマン」という名前は、マリー・アンヌ・ルノルマン(1772—1843)に由来します。ナポレオンの時代に名を知られたフランスの著名なカード占い師でした。彼女の没後、その名前は複数のデッキに付けられ、そのなかには 36 枚の図版入りのカード、Petit Lenormand もありました。これが「ルノルマンカード」と呼ばれるもので、今も広く使われています(出典 1)。
つまり、このデッキは彼女の名を冠したもので、彼女自身が設計したものではありません。ここはよく誤解されます。
その流通地域にも特徴があります。フランス、低地諸国、中欧、バルカン、ロシアなどでよく使われています(出典 1)。
構造の違い
枚数:ルノルマンは 36 枚、タロットは 78 枚——大アルカナ 22 枚に小アルカナ 56 枚を加えたものです(出典 2)。
「大アルカナ」の有無:タロットには 22 枚の大アルカナがあり、出発から完成までの物語として並べられることが多いです。ルノルマンは 36 枚が対等に並び、大アルカナと小アルカナの層はありません。
カードの語彙:タロットの絵柄は象徴的な場面を描くものが多く、ルノルマンの絵柄は具体的な名詞です——手紙、指輪、犬、木、雲。
読み方の違い
ルノルマンの読み方はどちらかといえば「名詞の説明」に近いです。一枚ごとの意味は比較的固定していて、組み合わせれば一文になります。騎士と手紙なら知らせがもうすぐ届く、雲と木なら事が見えにくいままゆっくり育つ、という具合です。
タロットの読み方は「状態の描写」に近いです。同じ一枚でも、落ちるスプレッドの位置が違い、隣り合うカードが違えば、読み出される内容は大きく変わります。
そのため、向いている問いも異なります:
具体的な一件を問うとき——この人は返信してくるのか、この契約はいつ動くのか、物をどこに置き忘れたのか——ルノルマンのほうがずっと直球です。
ある状態を問うとき——なぜここで何度も同じところにつまずくのか、この関係の向かう先、今の自分の置かれた状況——タロットのほうが適しています。
私の使い分け
引き出しには両方入っています。日々の細事や、ひとことの答えを早く欲しいときはルノルマン。何度考えても分からない状態の問題には、タロットを使います。
両者は競争関係ではありません。ドライバーとハンマーのように、どちらが使いやすいかは目の前にあるもの次第です。
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出典
- 『Marie Anne Lenormand』英語版ウィキペディア項目(36 枚の Petit Lenormand の由来と使用地域):https://en.wikipedia.org/wiki/Lenormand_cards (2026年9月19日参照)
- 『タロット』中国語版ウィキペディア項目(78 枚、大アルカナ 22 枚を含む):https://zh.wikipedia.org/zh-cn/塔罗牌 (2026年9月19日参照)
- サイト内の方法ページ:ルノルマン:https://zhanbumizhi.top/ja/methods/lenormand (2026年9月19日参照)