結婚休暇が6日増える、それでも日取りは選ぶ:中国の台湾地区の「看日子」という古い仕事
いとこの姉が家族のグループチャットにニュースのスクリーンショットを貼り、ひとこと添えていた。「休みが六日増えたら、お母さんはもっと忙しくなるね」。
2026年9月16日、中国の台湾地区の労働事務主管部門は規則改正を予告し、労働者の結婚休暇を現行の8日から14日へ延長するとした。9月17日にはさらに説明があり、10月1日からの実施を見込むという(2026年9月17日時点の執筆時点の内容で、最終的には主管部門の正式な公告による)。規定には見落とされやすい細部がある。結婚休暇の期間中に週休日(現地の規定で労働者に毎週保障される休日)、休息日、法定休日に当たる日は、もともと休みの日なので14日には数えられない。だから実際に連なる休みはさらに長くなる(現地の中央通信社が9月17日に報じたところによる)。
姉のいう「もっと忙しくなる」には理由がある。話がまとまったその日から、お母さんは「日取りを見る」ことになるのだ。
「日取りを見る」ことは、択日(たくじつ)とも呼ばれる。現地の旧来の手順はおおよそ次のとおりだ。結納の申し込みのあとに八字(はちじ)を合わせ、次に男性側が人に頼んで日を選び、最後に招待状を刷る。選ぶときはふつう、旧暦七月(現地で「鬼月」と呼ばれる)を避け、新郎新婦と相衝するとされる日をいくつか避け、さらに暦の本を繰って「宜嫁娶(嫁娶に宜し)」と記された吉日を探す。こだわる旧派の命理なら、『嫁娶周堂図』(中国語原題『嫁娶周堂图』)まで調べる。日が決まっても、時刻と「安床」の日をまだ決めなければならない。
面白いのは、休みが増えても、この流れが少しも簡単にならないことだ。姉は「もう登記だけして済ませよう」と言ったこともあるという。お母さんの答えはこうだった。「登記は手続き、結婚は日取りよ」。
もしあなたも何かの「日」に悩んでいるなら——挙式の日、引っ越し、着工、契約——占卜迷指は悩みに応じて方法を提案し、見るべき要素を一つずつ並べてくれる。結果は書き出して持ち帰れる。日を決めるのは最後はもちろん自分だが、手元に紙が一枚増える。
出典
- 中央通信社(CNA、2026年9月16日:労働事務主管部門が結婚休暇を8日から14日へ増やすと宣告):https://www.cna.com.tw/news/ahel/202609160341.aspx
- 中央通信社(CNA、2026年9月17日:結婚休暇8日から14日へ、10月1日施行見込み。週休日と休息日は算入せず):https://www.cna.com.tw/news/ahel/202609170053.aspx
- 中央通信社(CNA、2026年9月17日:結婚休暇取得に関するQ&A):https://www.cna.com.tw/news/ahel/202609170090.aspx
- 聯合報(現地紙、2026年5月27日:労働事務主管部門が育児にやさしい職場措置を公表、結婚休暇を14日・産休を12週へ延長する方針):https://udn.com/news/story/124897/9528853
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