二人の盤、どちらがどちらを見るのか:相性盤の主従と誤読

約 2 分 占卜迷指 紫微斗数の相性盤相性盤夫妻宮読む順序

ある人が二枚の盤を送ってきて、要件はこうでした。この二人は結婚できるか見てほしい、と。

私は一言返しました。まず教えてください。この盤は誰のもので、誰が聞いているのですか。

この二言が私の見方を決めます。相性盤のなかの「誰が誰を見るか」は小さなことではないからです。

まずそれぞれを読み切ってから合わせる

紫微斗数の命盤には十二宮垣があり、干支を縦横の糸とします(出典 1)。相性盤の正しい順序はこうです。

一、まず A の盤を単独で読み切ります。どういう人か、どんな関係を期待しているか、という点です。

二、次に B の盤を単独で読み切ります。同じ二つのことを見ます。

三、最後に二組を並べて比べます。

前の二段階を飛ばしていきなり「重ねる」と、互いに引っ張り合う結論の山になり、しかも質問した人の感情に大きく左右されます。どちらが成立してほしいかによって、無意識にそちらへ読んでしまうからです。

誰が誰を見るかが最初に決める問題

相性盤には二つの視点があります。

一つは A を主にする見方です。A の置かれた状況、関係のなかでの A の位置を読み、B は A の関係宮のなかの相手になります。

二つは B を主にする見方で、視点がまるごと反転します。

同じ二枚の盤でも、問い方が二つあれば、結論の言い回しは変わります。これは曖昧なのではなく、相性盤がもともと質問した人のためにあるからです。だから最初に「誰が聞いているのか」をはっきりさせれば、後の議論の半分以上を省けます。

最もよくある三つの誤読

一、期待を事実として読むこと。夫妻宮が描くのはその人が期待する関係のタイプであり、相手の姿ではありません。それを「彼はこういう人だ」と読めば、方向が違ってきます。

二、相性盤を判決として扱うこと。相性盤が最も得意とするのは違いを見つけることです。お金、家事、実家との境界。それが答えるのに向いていないのは「一緒にいられるかどうか」です。それは当事者二人にしか答えられない問いです。

三、宮位だけを見て四化を見ないこと。四化が示すのは「どの層の関係が強調されているか」です(出典 1)。これがなければ、宮位の比較は最も重要な動きの層を落としてしまいます。

私の習慣

相性盤を読むとき、私は紙に二つの欄を引きます。左に「A の期待」、右に「B の実際」と書き、重なるところにチェックを入れます。

書き終えたあと、質問した人にはふつう、チェックが付かなかった箇所だけを伝えます。そこがこの関係で本当に話し合う必要のある部分だからです。二人自身が話して決めた部分については、盤が何を言っても重要ではありません。

私は相性盤を読むとき、最初にこう言います。以下はこの二枚の盤から私が読み取った期待であり、お二人の事実ではありません。この一言を出しておくと、その後の話はたいてい進みやすくなります。

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出典

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