紫微斗数の十二宮:命宮以外の十一の宮は何を見ているのか

約 2 分 占卜迷指 紫微斗数十二宮命宮三方四正

私が初めて紫微斗数の盤を見たとき、人に盤の右下を指されて「あなたの財帛宮が良くない」と言われました。

当時は命宮がどこにあるのかも見つけられず、ただうなずくしかありませんでした。

あとになって分かったのは、その一言の問題は当たっているかどうかではなく、盤全体の読み方をまるごと飛ばしているという点でした。

十二宮は固定された枠組み

紫微斗数の命盤は十二宮垣に分かれ、干支を縦糸と横糸として配置されます(出典 1)。十二の宮の名前は固定です。命宮、兄弟、夫妻、子女、財帛、疾厄、遷移、僕役(別名・交友宮)、官禄、田宅、福徳、父母です。

盤を立てるときは、まず命宮と身宮を定め、次に命宮の納音五行の数から紫微星の位置を算出します。残りの主星は紫微星の位置から一つずつ定まり、紫微を含めて十四の主星になります(出典 1)。つまり盤全体は「まず枠組みがあり、次に星曜が落ちる」という順序で、星曜の意味は宮のなかで読むものです。

十二宮は命宮から始まり、決まった順序で反時計回りに並んでいきます。この順序は枠組みに備わっているもので、人によって変わりません。変わるのは、星がどの宮に落ちるか、そしてその宮の天干が何かという点だけです。

どう読むか:まず関係を見て、それから星を見る

三合の系統(南派とも呼ばれます)は、盤を読むときに「三方四正」を核にします。一つの宮を単独で見るのではなく、向かい合う宮と、三角形をなす二つの宮を一緒に視野に入れます(出典 1)。

たとえてみれば、命宮が「私」なら、その対宮は「私の外側の世界」です。財帛宮と官禄宮は一組で、片方はお金がどう入るかを、もう片方は事をどう進めるかを司ります。財帛宮だけを見て財運を断言するのは、片手だけを見て人の健康を判断するようなものです。

よくある三つの読み違い

一つ目は、宮を評価表のように扱うことです。十二宮に点数はなく、十二の観察の窓です。ある宮の星曜が理想的でないからといって、その領域の人生が良くないわけではありません。多くの場合は「ここは少しもつれる」という程度の話です。

二つ目は、宮が空なら欠けているという見方です。ある宮に主星がない状態は空宮と呼び、ふつうは対宮の主星を借りて読みます。これはよく使われる手法で、「この領域が命中で欠けている」という意味ではありません。

三つ目は、星曜の名前を吉凶のラベルと見なすことです。星の名前が描くのは性質であって、良し悪しではありません。同じ一つの星でも、落ちる宮が違えば、同宮する星が違えば、語られる内容はまったく変わります。

私は最初、十二宮を円にして書いた紙を机の前に貼り、読むたびに対応する宮へ一言書き込みました。二か月貼り続けて、ようやく次の順序に慣れました。まず宮を探し、次に星を見て、最後にそれらの関係を見る、という順序です。これを逆にすると、簡単に「一つの星を選んで物語を語る」ことになってしまいます。

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