七政四余:日月と五星で中国式の星盤を立てる

友人と星盤の話をしていて、私が「日月五星」と言ったら、相手は西洋占星術の中国語での言い方をしているのだと思いました。そうではありません。同じ空を見上げていても、昔の人がそれを記録し解釈するために使っていたのは別の体系で、それが七政四余と呼ばれるものです。

この方法が見ているもの

七政は日・月と、金木水火土の五星を指し、四余は羅睺・計都・炁・孛という四つの仮の位置を指します。これらの星体が二十八宿と十二宮のどこにあるかという位置関係から、人生の構造と時期を推し量ります。中国式の星盤体系に属し、三式の外に置かれる星命の一派と見られることが多いです。

用意する情報:生まれた年月日と時刻、そして出生地。星体の位置の換算が関わるためです。

西洋星盤との違い

見ているのは同じ空で、違いは解釈の枠組みにあります。西洋星盤は星座とハウスを骨格とし、アスペクトを中心に置きます。七政四余は二十八宿と十二宮を座標とし、星体どうしの相対的な位置と格局を重んじます。どちらかがどちらかを置き換えるという話ではなく、言語が違うだけです。

その限界

七政四余が伝わってきた範囲は四柱推命や紫微斗数より狭く、まとまった論命の資料として目にできるものは比較的少なく、技法の細部も伝承によって差が大きいです。そのため構造的な参照として使うのが向いており、特定の出来事の成否を判断する用途には向きません。使う場合は、排盤に用いる星暦と口径を先に確認しておくとよいです。

よくある質問

問:七政四余はなぜあまり見かけないのですか? その推算は星体の位置と暦の換算に依存し、干支の体系より敷居が高いです。加えて伝承の筋が分かれており、公開されている資料が少ないため、四柱推命や紫微斗数より普及していません。

問:四柱推命と一緒に見られますか? 互いに参照できます。一方は星体の位置を見て、もう一方は干支の構造を見ます。結果が食い違う場合は、それぞれの根拠に沿って別々に説明するのがよく、無理に一つの結論へまとめるのは勧めません。

問:七政四余の排盤で、なぜ出生地が要るのですか? 見ているのが空での星体の実際の位置で、緯度と経度が違えば地平線と時角も変わるからです。出生地が違えば、同じ時刻でも星体位置の換算結果は変わってきます。そのため出生地は出生時刻とセットで伝えます。たとえば同じ時刻に東部の沿岸で生まれた人と内陸の西部で生まれた人では、星体の換算結果は同じになりません。時刻だけを伝えて場所を伝えなければ、出てきた盤が本人と噛み合わないことがあります。

問:同じ事柄で、七政四余と四柱推命の結果が違うときは、どちらを見ればよいですか? 両者が使う座標が違います。一方は星体の位置を、もう一方は干支の構造を見ています。まず両者の根拠が同じ層にあるかを比べます。七政が語っているのが現在の時期の天象の格局で、四柱推命が語っているのが構造上の強弱なら、そもそも同じ問いに答えているわけではないので、並べて参照すればよく、どちらか一方を選ぶ必要はありません。実務では、自分に必要なのは天象の層の時期感覚か、構造の層の強弱の判断かを先に問うてみるとよいです。問いが決まれば、どちらを使うかもおのずと見えてきます。

どこから始めるか

完全な出生情報があるなら、サイト内の流れに進めます。聞きたいことをはっきり伝えると方法の提案が出ます。七政四余を指定することもでき、その後は排盤の結果と解釈を見て、必要なら書き出して残せます。占卜迷指の流れでは、盤はデータから生成され、手で書き入れるものではありません。

免責事項:本記事は伝統文化と民俗に関する内容で、娯楽と自己省察のためのものです。医療、心理、投資、法律、婚姻に関する意思決定の助言にはなりません。身分証番号や詳細な住所などの機微な個人情報は入力しないでください。不眠や不安、体調不良が続く場合は、医療機関や専門家にご相談ください。

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