太乙神数:三式のなかで最も珍しい一門
資料を調べていて「三式」という語に何度も続けて出くわしました。前の二つは聞いたことがありました——奇門遁甲と大六壬。三つ目で少し詰まりました:太乙神数です。同じ語が別の本にも現れ、どれも太乙神数のことを述べているのに、それで一つの事柄を説明しきっている段落は驚くほど少ないです。
この方法が見ているもの
太乙神数は太乙九宮を基本の盤面とし、太乙・主算・客算などの要素を八方位と中宮に配置して、大局と双方の態勢——どちらが主導権を握るか、物事がどの方向へ進むか——を観察します。長けているのは「局面」であって、「小さな一事の成否」ではありません。
用意する情報:伝統的な占測と同様、通常ははっきりした問いと時点が必要で、個人に関わる場合は出生情報も要ります。
三式の役割分担
奇門遁甲は時空と方位の組み合わせを重んじ、大六壬は事態の推演を重んじ、太乙神数はマクロな情勢と数の推演を重んじます。三者は同源で役割分担が異なり、民間には「太乙は国を占い、奇門は事を占い、六壬は人を占う」という言い方もあります。こうした言い方は流派間の概括であって、厳密な分担とみなす必要はありません。
その限界
太乙の推算は複雑な暦法と積年の処理を伴い、伝承資料が少なく技法差も大きいです。現代で使える道具も多くありません。したがって三式の体系を知るための補助として向いており、第一に選ぶ方法ではありません。数字の組だけで具体的な事柄を断じる人がいれば、まず根拠が明示されているかを見たほうがよいです。
よくある質問
問:太乙神数は今でも役に立ちますか? 枠組みは今も読めるが、照合できる資料が少なく、基準も統一されていません。実際の問題を検討するのに使うなら、より成熟した方法も併せて参照するのがよいです。
問:奇門遁甲との違いは何ですか? どちらも九宮の図の上で展開します。奇門は時空の組み合わせにおける具体的な方位と用神を見て、太乙は全体の態勢と数の関係を見ます。前者は具体的な事柄に近く、後者はマクロな局面に近いです。
問:太乙の主算・客算はどう理解すればよいですか? まず主算を自分または味方、客算を相手または外部条件とみなし、両者の強弱と相互の位置を比べるとよいです。それが示すのは態勢の対比であって、どちらかの勝敗の判決ではありません。ここが太乙のマクロ寄りな点でもあります。読むときはまず両者それぞれの強弱を見て、次に同じ局面での相対的な位置を見ます。態勢を定めてから、対応を語ります。
問:太乙の資料はなぜこんなに乱れて見えるのですか? この技法は伝承が分散し、暦法と積年の処理も家ごとに異なります。後世のテキストは互いに書き写されたので、同じ名詞でも版によって意味が一致しないことがあります。使うときは資料が明快で基準の統一された版を選び、結論には依拠した基準を書き添えるとよいです。最も困るのは、今日は甲版、明日は乙版を使い、同じ名詞の意味が漂って、前後の二つの結論が噛み合わなくなることです。
どこから始めるか
この体系が気になるなら、サイト内の流れに進めます。聞きたいことをはっきり伝えると方法の提案が出ます。太乙神数を指定することもでき、その後に盤と解読が表示され、必要なら書き出して保存できます。占卜迷指の流れでは、推演の過程と根拠も結果と一緒に示されます。
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出典
- 『四庫全書總目提要』巻一〇八(子部・術数類存目)、ウィキソース:https://zh.wikisource.org/wiki/四庫全書總目提要/卷108 (閲覧日 2026-09-17)