太乙という名前はどこから来たのか:星の名、神の名、そして一つの占法
「太乙」は「太一」とも書かれ、伝統文化のなかで星の名、神の名、古代の哲学概念を同時に担い、星官や道教の尊神としての用法もあります。占法としての太乙神数は、この名前が持つ天文と哲学の背景を受け継いだものです。
「太乙」は「太一」とも書かれ、伝統文化のなかで星の名、神の名、古代の哲学概念を同時に担い、星官や道教の尊神としての用法もあります。占法としての太乙神数は、この名前が持つ天文と哲学の背景を受け継いだものです。
太乙神数は奇門遁甲・大六壬と並んで三式と呼ばれる占いの方式ですが、流通は他の二支に遠く及びません。文献が少なく口径も入り混じり、体系も巨大なため、入門の負担が高いのが実情です。まず三式がそれぞれ何を解決するのかを押さえるのが近道です。
大六壬の盤は太歳・占時・月将・空亡といった要素から成り、中心になるのは四課と三伝です。四課は上下の神を一層ずつ推して出し、三伝は四課の克と刑の関係によって九つの型、すなわち九宗門に分かれます。読むときはまず構造、次に断語です。
三式に属する大六壬では、三伝の初伝を発用あるいは用神とも呼びます。この「まず用神を定める」手順は奇門でも第一歩です。用神を取り違えれば、以降の層がすべて噛み合いません。各家で取り方が異なるため、相手がどの流儀を使っているかを確かめる必要があります。
奇門遁甲の基本盤は洛書九宮で、その上に天盤九星、神盤八神、地盤八卦の方位がそれぞれ重なります。読み方のおすすめは逆で、先に九宮のマスを覚え、それから層を見分ける順です。三層をごちゃ混ぜにして読むのが、初学者が最もつまずきやすいところです。