月将とは:大六壬で最も見落とされやすい一歩
初めて自分で六壬の盤を立てたとき、私は月将を落としました。
並べ終えて盤面を見ると何かが違う気がしましたが、うまく言えません。他人の盤と見比べて、ようやく一字分ずれていると分かりました。しかもその一字は、盤全体の起点に影響するものでした。
月将とは何か
大六壬において、月将は「一月の将」を表します。その取り方は、太陽が黄道十二宮のどの宮にあるかを見て、二十四節気の中気を将の切り替えの基準とします(出典 1)。
たとえば、雨水から春分の間は太陽が亥宮にあり、月将は亥を取ります(出典 1)。別の言い方をすれば、月将には六壬の中で「太陽」という別名もあります(出典 1)。
ですからこれは旧暦の月で取るのではなく、節気の区間で取ります。ここが最も間違えやすいところです。「一月は一月」と思っていると、将を切り替える境界は中気にあり、月初とは重ならないからです。
占時・空亡とどう組み合わせるのか
盤の上の時間座標にはいくつかの層があります。
占時——あなたが占を立てたその時辰です。
月将——上で述べた、将の切り替えの結果です。
空亡——日干支が属する旬を主として並べます(出典 1)。
太歳——占を立てた年の干支です(出典 1)。
四者が重なって、初めて「今回の占」の完全な時間背景になります。月将が司るのは天時のおおまかな背景、空亡が司るのは「どこで落空するか」、占時が司るのは「現在」です。
なぜこの一歩が間違えやすいのか
一つは基準の問題です。将の切り替えは中気に落ちますが、中気は旧暦の月の起点とは重ならないため、旧暦の月で対照すると一格ずれやすくなります。
二つは道具による違いです。ソフトウェアごとに将の切り替えの基準の書き方は完全には同じではないので、中気をまたぐ前後の数日に立てる盤では、それがどの方式を使っているかを先に確認したほうが、自分で何度も見比べるより速いです。
私はある不器用な方法を取っていました。よく使ういくつかの月将の区間を紙片に書き写して本に挟み、盤を立てる前に一度見るようにしたのです。半年あまり使って、ようやくその紙が要らなくなりました。
今は盤を立てる前に、いつもまず月将の区間を見ます。難しいからではなく、飛ばしてしまいやすいからです。そして飛ばしたその一歩こそ、盤全体がずれる場所であることが多いのです。ついでに、よく使う道具が将を切り替える基準をどの日に置いているかを確認しておけば、中気をまたいで盤を立てるときに毎回推し直さずに済みます。
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出典
- 『大六壬』ウィキペディア項目(月将・空亡・占時などの盤面の要素を含む):https://zh.wikipedia.org/zh-cn/大六壬 (2026年9月19日参照)
- 香港天文台『2026 年の新暦と旧暦の対照表』(二十四節気の日付を含む):https://www.hko.gov.hk/tc/gts/time/calendar/text/files/T2026c.txt (2026年9月19日参照)
- サイト内の方法ページ:大六壬:https://zhanbumizhi.top/ja/methods/liuren (2026年9月19日参照)