『Resident Evil: Noche Cero』(仮題『生化危機:零夜』)ラテンアメリカ公開:東西の玄関先にある魔除け
映画『Resident Evil: Noche Cero』(仮題『生化危機:零夜』、中国の台湾地区での題は『惡靈古堡:零夜』)は、2026年9月からラテンアメリカの映画館で公開される。ラテンアメリカ各紙のこれまでの報道と作品の資料によれば、メキシコなどでは9月17日、ペルーなどでは9月18日。中国の大陸部での公開は、正式な発表を待ちたい。この手の映画を見ていると、ある法則に気づく。主人公が生き延びられるかどうかは、たいてい、玄関の枠に何を置いたかで決まるのだ。
その発想で、東西の「玄関先にあるもの」を並べてみた。
西洋のリスト:ニンニク、塩、十字架。ニンニクと吸血鬼の結びつきは主に近世ヨーロッパの民間伝承が生んだもので、地域による言い方の差も大きい。塩はむしろ普遍のルールで、敷居に撒いたり円を描いたりして境界線を引く。十字架は、守る権限を宗教に委ねたものだ。
東洋のリスト:桃符、門神、艾、塩。
- 桃符:南朝梁の『荊楚歳時記』には具体的にこう記されている——「戸の上に鶏を画き、その上に葦の縄を懸け、その傍らに桃符を挿せば、百鬼これを畏る」。つまり1400年あまり前の大晦日、人々はすでに玄関の枠にこれらを並べていた。
- 門神:神荼・鬱塁から、のちの秦瓊・尉遅恭まで。扉に貼られた二人の役目はただ一つ、外の者を入れないことだ。
- 艾:同じ書には、端午の節句に「艾を採りて人と為し、門戸の上に懸け、以て毒気を祓う」とある。現代の目で見ても、艾には揮発性の香りがあり、玄関に吊るすのは筋が通っている。
- 塩:日本の相撲の土俵に塩を撒き、店の前に盛り塩を据える。中国の一部の地域では塩と米を撒く。どれも指しているのは同じこと——境界線を引き、招かれざるものを帰す。
並べてみると、東洋でも西洋でも、これらの品の本当の役割は物理的な防御ではなく、人に実行できるルールを一つ与えることにある。玄関のことは玄関で片づける。映画に出てくる当てにならない扉は、その注意書きにすぎない。現実でいちばん効くのは、たいてい、鍵をかけるのを忘れないことだ。
占卜迷指では、「最近なにかおかしい気がする」という相談が多い。こうした問いは勘で決めるものではない。具体的な困りごとを書けば、しかるべき方法を提案し、盤を立て、読み解き、書き出して、どこが本当の境界線で、どこがただの不安なのかを分けさせてくれる。
出典
- 南朝梁・宗懔『荊楚歳時記』(「帖画鶏戸上……挿桃符其傍、百鬼畏之」および端午に艾を懸ける記載、維基文庫の古籍原文):https://zh.wikisource.org/wiki/%E8%8D%8A%E6%A5%9A%E6%AD%B2%E6%99%82%E8%A8%98
- La República(ペルー、作品の現地題と公開日の報道:9月18日にペルーなどで公開):https://larepublica.pe/cine-series/2026/05/01/resident-evil-noche-cero-trailer-oficial-y-fecha-de-estreno-confirmada-de-la-nueva-pelicula-de-zombis-44837
- メキシコのメディア Excélsior による『Resident Evil: Noche Cero』の報道:https://www.excelsior.com.mx/espectaculos/resident-evil-noche-cero-nueva-pelicula-emula-inmersion-videojuego
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