六爻の卦はどう振るのか:三枚の銅銭を六回振って卦を立てる
私が初めて卦を振ったとき、三枚の銅銭のうち二枚がソファの隙間に落ちてしまいました。
ソファの隙間から這い出てきたとき、ふと一つのことに気づきました。卦を振るという動作そのものはまったく難しくありません。難しいのは、振る前に自分が何を問いたいのかをはっきりさせることです。
六爻はどこから来たのか
伝統的には『易経』で占い、蓍草(めどぎ)で卦を立て、卦爻辞によって占断するやり方がありました。のちに術家のあいだで広く行われた二つの流れが、文王課と梅花易数です。文王課の特徴は納甲を用いることで、六つの爻を天干地支、五行、六親、世応といった要素と合わせて見ます(出典 1)。
これが、今私たちが六爻と呼んでいるものです。
卦を振る一般的な手順
一、銅銭を三枚(硬貨で代用してもよい)と、筆記具と紙を一枚用意します。
二、問いをはっきりさせます。できれば一言で言い切れる形にし、具体的な人や出来事に落とし込みます。
三、合掌して三枚の銅銭をよく振り、投げ出して一度目の結果を記録します。
四、下から上へ記録します。一度目に投げたものが初爻、六度目に投げたものが上爻です。六回を終えると、一つの六爻の卦ができあがります。
五、次に納甲に従って干支、五行、六親、世応を並べ、それからようやく占断に入ります(出典 1)。
この流れのなかで、第三と第四の段階は記録にすぎず、読むのは第五の段階です。初心者の多くは「正確に振るにはどうすればよいか」に力を注ぎますが、記録の仕方は決まっており、技巧の余地はありません。
卦を振ることより大切な三つのこと
第一に、問いは具体的でなければなりません。「今年の運勢はどうですか」という問いには落ち着く先がなく、誰が判断しても空疎な言葉しか出てきません。「この仕事を引き受けるべきですか」なら、具体的な人、具体的な時期、具体的な事柄に落とせます。
第二に、同じ問いを何度も振らないことです。納得するまで振り続けるのは、結果を選択肢のメニューのように扱っているのと同じです。伝統的な言い方では「用がなければ占わない」とされ、指しているのはこの点です。
第三に、結果は約束ではありません。卦象が与えるのは今この時点の関係と勢いであり、「きっとこうなる」というものではありません。私自身のやり方は、卦象を一枚の鏡として受け取り、見終わったあとに、この気づきを自分はどう使うつもりなのかを自分に問いかけることです。
小さな一つの習慣
卦を振る前に、携帯電話をマナーモードにします。この習慣を私は長年続けています。儀式めかすためではなく、その数分のあいだに、問いを本当に考え抜く必要があるからです。考えが定まらない問いは、振って出た卦を見ても、やはり分かりません。
のちに、あのソファの隙間に落ちた二枚の銅銭を探し出し、筆立てに入れました。この二枚が私に思い出させるのは「正確に振ること」ではなく、振る前に問いをはっきりさせることです。そしてこれは、卦を振るか振らないかとは関係のない話です。
サイト内のツール(娯楽用)
当サイトが提供するのは娯楽目的の流れです。悩みをはっきり伝える → 方法の提案を受ける → 盤と解読を見る → 結果を書き出して保存できます。内容は娯楽と自己省察のためのもので、いかなる予測も約束せず、意思決定の助言にもなりません。
本文の情報は 2026 年 9 月 19 日時点のものです。伝統的な術数は流派が多く歴史も長く、口訣や版は完全には一致しません。本文は確認できる公開資料に基づいており、日付や暦に関わる部分は最新の公式発表をご確認ください。
免責事項:本記事は伝統文化と民俗に関する内容で、娯楽と自己省察のためのものです。医療、心理、投資、法律、婚姻に関する意思決定の助言にはなりません。身分証番号や詳細な住所などの機微な個人情報は入力しないでください。不眠や不安、体調不良が続く場合は、医療機関や専門家にご相談ください。
出典
- 『爻』ウィキペディア項目(「六爻」の節):https://zh.wikipedia.org/zh-cn/爻 (2026年9月19日参照)
- 『易経』ウィキペディア項目(「周易」からの転送):https://zh.wikipedia.org/zh-cn/易经 (2026年9月19日参照)
- サイト内の方法ページ:六爻:https://zhanbumizhi.top/ja/methods/liuyao (2026年9月19日参照)